当ブログを立ち上げるにあたり、Googleアナリティクスのアカウント作成を行おうとしたら、昔とだいぶ仕様が変わっていて戸惑ったため、作業内容をまとめることにしました。
2023年4月にアップデートされたGoogle Analytics 4(通称:GA4)を軸に導入手順を解説します。
Googleアカウントの作成
Googleアナリティクスに限らずですが、Googleのサービスを利用するにはGoogleアカウントが必要になります。
既にアカウントをお持ちの場合は次の項目へお進みください。
なお、入力項目としてメールアドレスと電話番号が必要になります。企業利用の場合は所在不明にならないよう、システム管理用のメールアドレス/電話番号を社内で決めたうえで入力するようにしましょう。
Googleアナリティクスのアカウント作成
ランディングページからアカウント作成ページに進んだら画面右上を確認します。
Googleアナリティクスを利用するGoogleアカウントでログインしていることを確認します。もしアカウントが違う場合はアカウントを切り替えてください。
問題なければアカウント作成を開始します。
アカウントの作成
企業ならば会社単位、個人ならば独自ドメイン単位で設定する項目となります。
参考として、次のように設定すればOKです。
- アカウントID:会社名 or 独自ドメイン
- アカウントのデータ共有設定:一読した問題ない項目をチェック
プロパティの作成
運営するビジネス・サービス単位で設定する項目となります。
参考として、次のように設定すればOKです。
- プロパティ名:ビジネス/サービス名(サイト名)
- タイムゾーン:日本向けなら「日本」
- 通貨:日本向けなら「日本円」
お店やサービスの詳細
アンケート目的の質問としてビジネス業種とビジネスの規模について必須入力を求められます。
企業の場合、「ビジネスの規模ってサービスに関わる要員数?」などニュアンスが分からない質問となりますが、現在の会社業種と従業員規模を選べば問題ないと思われます。
個人の場合、次のように設定すればOKです。
- 業種:サイト運営の方向性に合うもの
- ビジネスの規模:運営に関わる人数規模
ビジネス目標
分析に慣れている人であればベースラインレポートを選択し、ライブラリ機能でカスタムレポートを作成するのが手っ取り早いです。
分析に慣れていない人の場合、ベースラインレポートを除く全目標を選択しましょう。目標別に必要な項目メニューが絞られるため、分析結果が確認しやすいです。 項目メニューの内容は適宜変更されますが、参考として2024年6月時点で各目標で表示される内容は次のとおりです。
見込み顧客の発掘
- 概要
- オーディエンス
- ユーザー獲得
- トラフィック獲得
- ランディングページ
- ユーザー獲得コホート
といった項目に特化したレポートを表示します。
LPを介した認知・登録系サイトであればこちらを選択するとよいでしょう。
オンライン販売の促進
- 概要
- eコマース購入数
- プロモーション
- 購入経路
- 決済経路
といった項目に特化したレポートを表示します。
ネットショップの販売・促進系サイトであればこちらを選択するとよいでしょう。
ブランド認知度の向上
- 概要
- ユーザー属性の詳細
- ページとスクリーン
といった項目に特化したレポートを表示します。
PR目的の認知・広告系サイトであればこちらを選択するとよいでしょう。
ユーザー行動の調査
- 概要
- イベント
- ページとスクリーン
といった項目に特化したレポートを表示します。
ユーザーの流入経路・回遊状況を把握できるため、必ず選択しましょう。
Googleアナリティクスの利用規約に同意
英語表示で読めない場合、規約文上部にある国を「日本」に変更します。
規約内容を確認したうえで、2つあるチェック項目を確認してください。
- GDPRで必須となるデータ処理規約にも同意します。
- 私はGoogleと共有するデータについて、「測定データ管理者間のデータ保護に関する条項」に同意します。
「GDPRで必須となるデータ処理規約」は2024年6月時点では同意せずにアカウント作成可能ですが、後々のトラブル防止のために必ずチェックしましょう。
もしチェックせずアカウントを作成した場合、アナリティクスの管理機能から改めて同意チェックが可能です。
データ収集を開始する
今回はサイトへ設置するため、「ウェブ」を選択します。
ストリーム名はサイト名を設定しましょう。
トラッキングコードの設置
「データ収集を開始する」の設定が完了すると、サイトに設置するためのトラッキングコードが表示されます。
トラッキングコードのサンプル<!-- Google tag (gtag.js) -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=G-XXXXXXXXXX"></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag('js', new Date());
gtag('config', 'G-XXXXXXXXXX');
</script>
トラッキングコード内にある「G-XXXXXXXXXX」部分がGA4測定IDとなります。
WordPressのCocoonテーマの場合、Cocoon設定の「アクセス解析・認証」からこのGA4測定IDを設定すればOKです。
それ以外のサイトの場合、headタグの共通出力箇所にトラッキングコードを仕込んでください。
サイトにトラッキングコードを設置したら、トラッキングコード表示画面の右上にあるテストボタンを押し、動作に問題ないことを確認しましょう。
以上です。