WordPressで使用するMySQLのセットアップを行います。
MySQLのインストールと初期設定、DBとユーザー作成のみの作業となりますが、セキュリティに関わる部分も存在します。
前回、前々回と比べ短い内容となりますが、しっかり設定を行いましょう。
MySQLをインストールして初期設定を行う
次のコマンドでMySQLをインストールします。
sudo apt update -y
sudo apt install -y mysql-server
MySQLのインストールが完了したら、次のコマンドでセキュリティ設定を行います。
sudo mysql_secure_installation
英文による対話形式で設定を進めていきますが、内容をざっくりまとめると
- rootユーザーに関わる設定
- 匿名ユーザーの削除
- テストDB/権限の削除
について聞かれるので、Yes/Noの選択は全て「Y」を入力すればOKです。
WordPress用DBとユーザーを作成する
次のコマンドでMySQLサーバーにrootでログインします。
sudo mysql
MySQLのコンソールに切り替わったら、まずWordPress用のDBを作成します。
MySQLサーバーCREATE DATABASE databasename;
次にWordPress用のDBユーザーを作成します。
MySQLサーバーCREATE USER 'username'@'localhost' IDENTIFIED BY 'userpassword';
もしパスワードを変更する必要がある場合、次のコマンドを実行すればOKです。
MySQLサーバーSET PASSWORD FOR 'username'@'localhost' = 'userpassword'
最後にユーザー権限設定を行います。
次のコマンドで指定したDBのみ操作可能なユーザーとなります。
MySQLサーバーGRANT ALL ON databasename.* TO 'username'@'localhost';
作成したユーザーの動作確認
次のコマンドで作成したユーザーでMySQLにログインします。
mysql -u username -p
パスワードを入力し、ログインに成功したら次のコマンドで閲覧可能なDBを確認します。
MySQLサーバーshow databases;
WordPress用に作成したDBと「information_schema」「performance_schema」の3つのみ表示されていればOKです。
以上でMySQL8.0のセットアップは完了です。お疲れ様でした。
次回はいよいよWordPressのセットアップを行っていきます。
次回はいよいよWordPressのセットアップを行っていきます。
WordPressのセットアップ
いよいよWordPress(ワードプレス)の導入を行います。 本記事ではWordPressのインストールから初期のセットアップ、導入したいプラグインをまとめています。